StarBED設備紹介
StarBEDの設備構成

1.StarBED設備の概要

StarBED設備は、右図に示すとおり、大きく分けて以下の3つの部分から構成されています。

●実験用ノード群:
数百台規模のPCサーバで構築されています。詳細は、以下の表を参照ください。
●管理用スイッチ群:
実験用ノードを制御するための管理用ネットワークスイッチ群です。
●実験用スイッチ群:
最大200Gbpsのバックボーンで、実験用ノード間の相互通信を提供するネットワークスイッチ群です。

実験用ノードと実験用スイッチを結ぶ実験用ネットワークは、その他のネットワークから物理的に独立しており、信頼性の高い実験・検証を行うことができる環境です。
実験・検証を行うアクセスについては、利用者は当センター内部からだけでなく、インターネットやVPNを通じて外部からアクセスすることができます。また、JGNやWIDEといった外部の研究ネットワークとも接続可能な環境となっています。

StarBED設備の概念図

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実験用ノード群

2.グループ分けされた実験用ノード群の詳細

以下の表に示すように、PCサーバは以下のグループに分けられ、相互接続スイッチで接続されています。

【運用中の実験用ノード群】2023年4月現在

グループ名 PCサーバの型式 スペック 導入年
グループW、X DELL
PowerEdge
R650
・CPU:Inter Xeon Gold 6330N 2.2G, 28C/56T, 11.2GT/s,
     42M cache, turbo, HT (165W) DDR4-2666 x 2
・メモリ:32GB RDIMM, 3200MT/s, dual rank 16Gb base x 16
     = 512GB
・ストレージ:SSD 480GB SSD SATA Read Intensive 6Gbps 512
     2.5inch HotPlug x 2 (RAID1)
・ネットワークインタフェース:25GigE×4
2023年

参考:【過去の実験用ノード群】

グループ名 PCサーバの型式 利用期間
グループA NEC Express5800 110Rc-1 2002年 ~ 2011年
グループB
グループC NEC Express5800 120Ra-1
グループD NEC Express5800 110Rc-1
グループE
グループF NEC Express5800 110Rg-1 2006年 ~ 2016年
グループG Proside Amazelast neo920 2007年 ~ 2016年
グループH HP ProLiant DL320 G5p 2009年 ~ 2019年
グループI Cisco UCS C200 M2 2011年 ~ 2019年
グループJ 2011年 ~ 2019年
グループK 2011年 ~ 2020年
グループL 2011年 ~ 2020年
グループM 2011年 ~ 2017年
グループO SeaMicro SM15000-XE 2013年 ~ 2018年
グループN DELL PowerEdge C6220 2013年 ~ 2021年
グループP DELL PowerEdge R430 2017年〜2023年