これまでアナログだったものがネットワークにつながりはじめ、そしてそれらが強く私たちの生活に影響を及ぼしはじめています。ネットワーク技術に触れる機会が飛躍的に増えた今、そしてさらに増えていく未来、ネットワーク技術と人との関係を詳細に検証できる基盤が必要になっています。
NICTはさまざまな分野の情報通信技術の研究開発を行っており、そしてさまざまな研究基盤を持っています。これらを連携させ、多くの事象を検証できるテストベッドを提供していきます。
StarBED4プロジェクトでは、StarBED3プロジェクトまでに開発してきたインターネット摸倣技術、無線環境のエミュレーション技術を応用し、多数のIoTデバイスが存在する検証のための「場」を構築します。人の挙動と強い関連を持つIoTデバイスの摸倣には、もちろん人の挙動のエミュレーション/シミュレーション、そして、IoTデバイスが接続されている温度場などの摸倣も必要になります。これらと他のNICTが提供する検証基盤と統合し、一つのテストベッドとして実現することを目指します。
「実験・検証・展開準備基盤」+「知の基盤」を研究開発し、提供する。
そのための技術の研究開発と運用方式・モデルの確立する。
これにより、ネットワーク製品の開発プロセス・産業形態のイノベーションを誘発する。