StarBED4の目標 -目指すところ-

1.身近なモノと自分自身との関わりを検証できるIoTテストベッドへ

これまでアナログだったものがネットワークにつながりはじめ、そしてそれらが強く私たちの生活に影響を及ぼしはじめています。ネットワーク技術に触れる機会が飛躍的に増えた今、そしてさらに増えていく未来、ネットワーク技術と人との関係を詳細に検証できる基盤が必要になっています。
NICTはさまざまな分野の情報通信技術の研究開発を行っており、そしてさまざまな研究基盤を持っています。これらを連携させ、多くの事象を検証できるテストベッドを提供していきます。
StarBED4プロジェクトでは、StarBED3プロジェクトまでに開発してきたインターネット摸倣技術、無線環境のエミュレーション技術を応用し、多数のIoTデバイスが存在する検証のための「場」を構築します。人の挙動と強い関連を持つIoTデバイスの摸倣には、もちろん人の挙動のエミュレーション/シミュレーション、そして、IoTデバイスが接続されている温度場などの摸倣も必要になります。これらと他のNICTが提供する検証基盤と統合し、一つのテストベッドとして実現することを目指します。


ネットワーク技術の検証から、より広い研究領域へ

ネットワーク技術の検証から、
より広い研究領域へ

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2.ネットワークR&Dのプロセスイノベーション

「実験・検証・展開準備基盤」+「知の基盤」を研究開発し、提供する。

  • ●実験・検証・展開準備基盤
    • ・技術の成熟過程をフォロー: 理論実験から製品開発・展開準備まで
  • ●知の基盤=単なるテストベッドからの脱却
    • ・知の集積:実験・検証テンプレート、データセットの集積
    • ・知の共有:テストベッド間連携のAPI、データセットの標準化
    • ・知の展開:テストベッドと現実世界の間のAPI、データセットの公開
    • ・知の創成:テストベッドのUI強化、人材育成への応用

そのための技術の研究開発と運用方式・モデルの確立する。

これにより、ネットワーク製品の開発プロセス・産業形態のイノベーションを誘発する。

  • ●箱物製品・要素技術の探求からソリューションの提供へ
  • ●高効率な開発(R&D予算、TTM)


StarBED3とJGNによるネットワークR&Dのプロセスイノベーション

StarBEDとJGNによるネットワークR&D
のプロセスイノベーション

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