私たちの身の回りのあらゆるモノ・コトがネットワークにつながり、そしてそれらが強く私たちの生活に影響を及ぼすような世の中になりました。物理現象とICT技術の接続がより密接で複雑となり、ICT技術が動作する前提となる環境が変化してきています。こういった技術を安全に利用するためには、ICTを取り巻く物理現象・環境をも検証環境に取り込まなければいけません。
StarBED5プロジェクトでは、StarBED4プロジェクトまでに開発してきたインターネット摸倣技術、無線環境のエミュレーション技術、エミュレーション・シミュレーション連携基盤の研究開発をさらに一歩推し進め、エミュレーションとシミュレーション、そして実環境で実現されるそれぞれのパーツをシームレス・リアルタイムに接続可能なサイリアル環境の構築を目指します。それぞれのパーツが接続するインタフェイスを一般化することで、パーツごとの抽象度を、シミュレーション、エミュレーション、実環境と切り替えることで柔軟な検証を可能とします。
StarBED5プロジェクト
StarBED5の目標 -目指すところ-
1.シミュレータとエミュレータ、実環境をシームレスに検証できるサイリアル検証環境の構築
ネットワーク技術の検証から、より広い研究領域へ
拡大2.ネットワークR&Dのプロセスイノベーション
「実験・検証・展開準備基盤」+「知の基盤」を研究開発し、提供する。
●実験・検証・展開準備基盤
・技術の成熟過程をフォロー: 理論実験から製品開発・展開準備まで
・技術の成熟過程をフォロー: 理論実験から製品開発・展開準備まで
●知の基盤=単なるテストベッドからの脱却
・知の集積:実験・検証テンプレート、データセットの集積
・知の共有:テストベッド間連携のAPI、データセットの標準化
・知の展開:テストベッドと現実世界の間のAPI、データセットの公開
・知の創成:テストベッドのUI強化、人材育成への応用
・知の集積:実験・検証テンプレート、データセットの集積
・知の共有:テストベッド間連携のAPI、データセットの標準化
・知の展開:テストベッドと現実世界の間のAPI、データセットの公開
・知の創成:テストベッドのUI強化、人材育成への応用
そのための技術の研究開発と運用方式・モデルの確立する。
これにより、ネットワーク製品の開発プロセス・産業形態のイノベーションを誘発する。
●箱物製品・要素技術の探求からソリューションの提供へ
●高効率な開発
これにより、ネットワーク製品の開発プロセス・産業形態のイノベーションを誘発する。
●箱物製品・要素技術の探求からソリューションの提供へ
●高効率な開発
StarBEDとJGNによるネットワークR&Dのプロセスイノベーション
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