StarBED3の目的

1.個別テストベッドから統合テストベッドへ

新世代ネットワークを中心として、ワイヤレスやセキュリティ等の新しい技術の研究開発においては、その実験・検証を行うための基盤や実験・検証において生まれた知を共有する基盤が不可欠。
JGN-Xと連携して、ネットワークの回線層の技術の実験・検証はJGN-X、制御層やアプリケーションの技術の実験・検証はStarBED3で行うことにより、下位層から上位層まで一貫して実験・検証可能な基盤を提供する。
仮想ノードに対しては、制御プレーンの大規模エミュレーションを提供することを目指す。
同時にNICT内部で実験・検証することによって生まれた検証手法やデータセットなどを共有し、研究開発の連携を効率化するとともに、標準化の支援や外部との連携支援につなげていく。


テストベッドの発展-多層レイヤのテストベッド-

テストベッドの発展
-多層レイヤのテストベッド-

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2.ネットワークR&Dのプロセスイノベーション

「実験・検証・展開準備基盤」+「知の基盤」を研究開発し、提供する。

  • ●実験・検証・展開準備基盤
    • ・技術の成熟過程をフォロー: 理論実験から製品開発・展開準備まで
  • ●知の基盤=単なるテストベッドからの脱却
    • ・知の集積:実験・検証テンプレート、データセットの集積
    • ・知の共有:テストベッド間連携のAPI、データセットの標準化
    • ・知の展開:テストベッドと現実世界の間のAPI、データセットの公開
    • ・知の創成:テストベッドのUI強化、人材育成への応用

そのための技術の研究開発と運用方式・モデルの確立する。

これにより、ネットワーク製品の開発プロセス・産業形態のイノベーションを誘発する。

  • ●箱物製品・要素技術の探求からソリューションの提供へ
  • ●高効率な開発(R&D予算、TTM)

StarBED3とJGN-XによるネットワークR&Dのプロセスイノベーション

StarBED3とJGN-XによるネットワークR&Dのプロセスイノベーション

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